フィンランドの二十年間にわたる追跡調査が示した事実は衝撃的だ。週4〜7回サウナに入る人は、週1回の人と比べて突然の心臓死リスクが63パーセント低い。本書はこの「ホルミシス」と呼ばれる原理を軸に、熱が血管を柔軟にし「受動的な有酸素運動」として機能する仕組みを解明する。一方、氷風呂ブームについてはノルエピネフリンやドーパミンの即時効果を認めつつも、長寿への証拠はまだ初期段階だと正直に線を引く。
学べること:
- サウナが心臓に効く生理学的メカニズム
- 冷水浸漬の科学と誇張の境界線
- 熱から冷への急激な移行が招くリスク