200年前、読み書きできる成人は世界で10人に1人だった。今日、その数字は88パーセント、50億人を超える。しかしこの本が問うのは進歩の祝福ではない。婚姻届の署名から遡る推定値の脆さ、グーテンベルクから370年も識字率が停滞した理由、そして7億5000万人という出典なき丸め数字の正体だ。「四つのてこと一つの遅延」という枠組みで、数字を読む反射神経そのものを鍛え直す。
学べること:
- 活版印刷と木材パルプ紙が生んだ時差の正体
- 非識字者の3分の2が女性である構造的理由
- 自己申告と読解テストの7〜9ポイントの乖離